蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-05-25 16:09

翌朝の、プレビュー。

一ヶ月ぶりに部屋を見渡して、唖然とした。 そこには、抜け殻が暮らしていた痕跡があった。 脱ぎっぱなしの服。 洗っていない食器。 時間だけが、うまく腐っていた。 ——君に、生きろと言われた。 だから、手始めに。 朝食を作ることにした。 足に、うまく力が入らない。 数歩歩いただけで息が切れる。 「……ひどいな」 思わず笑ってしまった。 どうやら、自分で思っていたより。 余程、憔悴していたらしい。 ——なるほど。 確かに、あれは嘘だ。 手近な物に、つかまりながら キッチンへと向かう。 1歩1歩が重い。 この1ヶ月。 いったいどう暮らしていたのだろう。 冷蔵庫を開けると、僕と共に止まっていたものたちがそこにあった。 「これは…はなまるシール没収かな…」 なんとなく君に話しかけながら冷蔵庫を閉じた ——せめて。 朝食くらい、作れるようになったら。 また、会いに行こう

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#朗読#朗読劇#ゆんの台本

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