蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-05-19 16:18

たくさんのたからもの

とあるちいさな赤いおうちに 1匹のリスさんが暮らしていました。 リスさんは、いつでも何かを見つけては せっせと頬袋にしまいます。 木の実だったり、どんぐりだったり。 ときには、きらきら光る小石なんかも。 そうしておうちのいろんな場所に こっそり隠していたのです。 ある日のこと。 近くに住んでいるシマリスさんが たずねてきて言いました。 「どうして君は、いつもそんなに集めているんだい?」 リスさんは、少しだけ困った顔をして答えます。 「なくなったら、大変だからさ!」 そういうと、リスさんはお外に飛び出しました 木の実を見つけては、しまって。 小石を見つけては、かくして。 気がつけば、おうちの中は たくさんのものでいっぱいです。 それを見ていたシマリスさんは、 心配そうに言いました。 「そんなに集めていたら、 いつか、おうちが壊れちゃうよ」 それを聞いて、リスさんは自信まんまんに答えました。 「だいじょうぶ、まだ入るもん!」 そう言いながら、おうちに あれこれ詰めこんでいきました。 その日の夜。 おうちは、ぎしっ。 次の日。 みしっ。 でもリスさんは気にしません。 「まだだいじょうぶ!」 そうして、また木の実を運んだその時。 ――ばきん! リスさんのおうちが、 大きな音を立てて壊れてしまったのです。 「うわーん、おうちも大切なものもなくなっちゃったよー」 りすさんは、大声で泣きました。 泣き声を聞いて、シマリスさんが慌ててやって来ました。 「だいじょうぶ?」 「全部なくなっちゃったんだよぉ」 りすさんは、わんわん泣きました。 「僕いっぱい集めすぎちゃったみたい」 「良かったらおうちを直すの手伝うよ」 2匹は急いでおうちを直しました。 直し終わるとシマリスさんは優しく言いました 「今度からは僕がおじゃま出来るくらいにするのはどう?」 「うん!これからはそうするよ! 今日は来てくれてありがとう」 -やりすぎは良くないんだなぁ- りすさんは大きくうなずくと にっこりわらいました。 めでたしめでたし。

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#朗読#絵本風#朗読#ゆんの台本

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