目潰し目潰し2026-02-20 02:01

【声劇台本】閉ざされたアトリエ#3

登場人物 来栖(くるす)(女)【解明師】 きー君(男)【収集屋】 僕(ぼく)(男・女)【雑用係】 牧瀬 紗良(まきせ さら)(女)【依頼人】 前回の続きからとなります、ニュアンス、読み方の変更などなど、自由にして頂いたら… ーーーーーー 僕『牧瀬さんの口から語られた滝沢総司、その人の身に起きた出来事… 今から1ヶ月に、作品製作の為自身のアトリエに閉じこもり アトリエに入ってからある時を境に食事も取らず、こちら側からの応答に答えぬ状況が続き 内鍵で開かない扉を外からこじ開け中へ入った牧瀬さん達が目の当たりにしたのが… 額を【銃弾で撃ち抜かれた傷】のある、滝沢総司の遺体だった… それが2週間前に発見された…と言う事だった』 来栖「…なるほど…内鍵で外からは解錠が不可能な部屋で起きた出来事… 確かに、それは紛うことなきまでの…【密室】での出来事という事に…間違いないと言えるな…」 牧瀬「…はい」 きー君「あーと…警察とかに調査はして貰ってんのか?今の話」 牧瀬「…調査は頂いております… 当然…世間に公表はしないと言う公約の元に…」 来栖「…警察に調査をして貰ってる上で…わざわざ僕の元に来た…と言うことは…だ …何か腑に落ちない事でもあるのかい?」 僕『来栖さんがそう切り込む、牧瀬さんは俯くと、顔を上げて答えた』 牧瀬「…警察による調査の見解… 額を銃で撃ち抜いた傷跡…密室の状況…外部から人が出入りしてない事実を踏まえた上で… …【自殺】なのではないか…と…最近になって、調査に当たられてた刑事さんに…言われたのです…」 きー君「…自殺?」 牧瀬「…おかしいです…そんな…滝沢様は…聡明(そうめい)で… いつでも…ご自身の信念を崩されぬ…その様なお方でした…そんな方が…自殺なんて…される筈ありません… それが…その刑事さんの見解に…我々使用人一同…納得が行かず…この様な事件の解決に長けていると…情報を聞き… …来栖様の元を尋ねた次第にあります」 僕『牧瀬さんは、来栖さんの顔を真っ直ぐと、真剣な眼差しで見つめながら言う その様子からは、調査を担当したと言う刑事等の【自殺】と言う見解に納得が行かない、その真実…【真犯人】を、来栖さんに暴いて貰いたいと言う、思いを強く感じさせた』 来栖「…ふむ…まあ…検察の調査の過程と言うのは、いくらか聞いてはいるのかい?」 牧瀬「…ええ」 来栖「では…まず1つに…、【密室】と言う点について… 現場には…外部から侵入をされた痕跡…内鍵の入口以外に、アトリエ内に侵入が可能な箇所は何も無い…それは違い無い訳か?」 牧瀬「はい…滝沢様の遺体に…他の誰かとの接触や…部屋中にも我々使用人以外の第三者が入り込んだ痕跡となりうる…足跡…残留品…DNA鑑定が出来るような物は…何も無かったと… 滝沢様以外の他の誰かがアトリエ内に入り込んだ…証拠は掴めなかったと… 侵入経路と言う点でも…滝沢様の部屋には…人が通れる…【窓】や【通気口】はありません… 作業の最中…窓の外からの陽光等…集中力の妨げとなる物を遮断されたいと…窓があるとしても… 高さ3mはある壁の天井との境部分に…空気の入れ替えなどの際に、リモコン操作で開閉される【小窓】がある位で…、その幅は多分…2〜30cm位の…とても人一人くぐれる幅なんて無いかと 空気の循環用の通気口は各所に点在しておりますが…通気ダクトも人が通れる程広くは無い…」 来栖「…なるほど…、完全に人が出入りが出来るのは…内鍵式の入口のみ…と」 牧瀬「はい…断言できます」 きー君「じゃあよ…例えば、屋敷の外から滝沢が居る部屋の壁沿いを、ハシゴとかなんかで登って たまたま滝沢が換気のために小窓を開けてた時、その小窓の間から銃を握った手を入れて…滝沢の頭を…バンッて 狙い撃つとか、そう言う線は?」 牧瀬「…それは…不可能かと… …滝沢様は陽光に限らず…外からの音にも気を使っており…、高い防音性を誇る材質を使った壁に設計されております 部屋の中から外に至るまでの壁の厚さも…50cmはあるかと…そんな厚さの壁の中を通る小窓… その間から銃を握り腕を突っ込めたとしても…室内の壁は3mはある高い壁…その天井付近にある窓から滝沢様を狙い撃つと言うのは… 物理的にも…恐らく不可能かと」 僕『牧瀬さんの言う通りだった、人間の腕の可動域とか…窓の高さと壁の厚さ…そんな様々な要因を、部屋の構造を耳にしてみて 屋敷の外からの銃撃による殺害は、ほぼ不可能であると』 来栖「だろうな…第一仮に…不可能であると思われた、屋敷外からの銃撃を成功されたと言っても そうとなれば警察だって、屋敷外で銃を使用した痕跡を発見してる筈だ、だがそれも見つかっていない…と言うこと だからその線は完全に無いと言い切れる…」 牧瀬「…それに…【自殺】と言われたのですが…じゃあ…ほんとに【自殺】だったとしたなら… おかしいのが…滝沢様の遺体の周りにも…アトリエ内にも…その肝心の【銃】が発見されてない事です… 銃を使用した痕跡は疎か…その実物も発見されていない… そうとなれば…誰か…犯人が不可能とされてる状況で…どうにかして…銃による犯行を行い…逃走したとした…」 来栖「…傷口は?」 牧瀬「…え?」 来栖「傷口だよ、滝沢の額の …銃で撃たれたと言うのは誰の目に見ても明らかだと思うが…、その傷口について何か、調査報告は耳にしなかったか?」 牧瀬「傷口…ですか… …あっ…そう言えば… 銃で撃ち抜かれた傷口の…その周りに…【円形】…何か…鉄パイプを縦に突かれたみたいな…【打撲】に似た痣があるって…」 僕『円形の打撲に似た痣があった その言葉を聞き、来栖さんは言う』 来栖「それは…なるほど それはつまり…だ、【至近距離】だったと言うことだよ」 牧瀬「…至近距離?」 来栖「ああ…銃の先端… 【銃口】を…額に【直接押し当て】撃たれたって…意味だ」 牧瀬「っ…そ、それって」 きー君「…オイオイ…そりゃ… …犯人は…【内部に居た】って事か…?」 ーー続くーー

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#声劇

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