瓶越しに見つめた景色は、 泡と光に溶け合って、 少しだけ夏色に見えた。 蜃気楼に似たあの輝きは、 夏が見せた魔法だったのかもしれない。 都会から越して来た同い年の女の子は、 いつも一人で、 青すぎる空を眺めていた。 「ほれ、先飲め。うめぇぞ。」 まだ幼かった俺は、 駄菓子屋で買ったサイダーを、 君へ差し出した。 恐る恐る瓶を受け取った君は、 小さく口をつける。 シュワッと弾ける音と一緒に、 こぼれた笑顔は、 夏の陽射しよりも眩しかった。 再び転校してしまった君。 あの日のサイダーの泡は、 もう遠くの空へ消えていった。 それでも、 あの日の君の笑顔だけは、 今も心の中で、 終わらない夏のままだ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 性別変更〇 アドリブ、アレンジ〇 昨日、配信で頂いたアイデアをもとにして、書きました!!ありがとうございます!!
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