屋敷の主人から蔵の掃除を任された使用人は、掃除道具を片手に埃っぽい蔵の中へ 蔵に入るとどこからか奇妙な声が聞こえてくるようだ アレンジOK 以下本文 ✂︎------------キリトリ線-----------✂︎ 「ちょいとそこのお前さん こっちだよ。そこの棚の上さ やぁやぁ、気付いてもらえてよかった ん?あっしが誰かって?目の前にいるだろう あっしは徳利さ。この蔵にもう百年近くいる、いわば付喪神ってやつさ んでよ、あっしはお前さんに頼みがある あっしにはな、心に決めたお方がいてな。そのお方に、一度でいいからこの想いを伝えておきたいんだ。 なぁ、お前さん。この蔵の主の、末のお嬢さんになんとか伝えちゃくれないか?」
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