城生 悠正城生 悠正2026-01-29 04:59

笑顔の理由①

まいどはや、城生悠正でっす(´∀`*)ポッ 10数年前に書き上げていた台本を再構築してこちらに投稿させていただきます。 coemeeライブなどの枠内でご使用ください。 文字数制限のため①と②に分けて投稿しています。 登場人物 優奈(ゆうな)♀:結婚したいが昇の態度のやきもきしている。 昇(のぼる)♂:結婚の話になるとはぐらかして優奈に愛想をつかされそうになる? Fullのものは声劇台本置き場さまに投稿しております。 https://taltal3014.lsv.jp/web-app/?sid=14105&fromUserPage=true&uid=4452 以下台本です。 ------------------------------------ 0:(SEアルバムのページをめくる音) 優奈:ねえ? 昇:ん? 優奈:キミは、最初に会った日のこと覚えてる? 昇:うん、覚えてるよ。5年前の冬だったよね? 昇:優奈が駅のホームにICカードを落として、僕が改札に届けに行った時、必死に駅員さんに聞いてたよね? 優奈:そう。*ICOCA《いこか》を落として、駅員さんに探してもらおうとしてた時だよ。 0:(SEアルバムのページをめくる音) 優奈:キミが丁度、私の*ICOCA《いこか》を持って現れたの。 昇:しかも、後から知ったけど、いつも同じ電車に乗ってたんだよね。 優奈:バスの行き先まで途中まで一緒だったから、びっくりしちゃって…。 昇:そうだったね。 昇:いつも僕が、優奈を見送る形だったよね。 0:(SEアルバムのページをめくる音) 優奈:ねえ? 昇:ん? 優奈:キミは、初めてのデートの場所…覚えてる? 昇:うん、覚えてるよ。 昇:優奈はどうしても*ULJ《ゆーえるじぇい》に行きたいって言ってたけど、付き合い始めだったし、お金も無かったから… 昇:結局大阪城見て帰ってきたんだよね。 優奈:私は、ユニバーサルランドに行きたかったんだよ。 優奈:でも、キミは「お金が無いから」って、ただ大阪近辺を観光しただけだったよね…。 優奈:…でも、ユニバーサルランドは今でも思い出の場所。 昇:そうだね。 昇:その少し後に行った*ULJ《ゆーえるじぇい》が、二人の最初のキスの場所だったよね。 0:(SEアルバムのページをめくる音) 優奈:ねえ。 優奈:キミは、私のこと、好き? 昇:うん。大好きだよ。 昇:決まってるじゃないか! 優奈:ねえ。キミは、私のこと、愛してる? 昇:うん、愛してるよ! 昇:心の底から! 優奈:ねえ!何とか言ってよ? 優奈:何か答えてよ! 0:(一呼吸おいて) 優奈:写真のキミに話しかけて、私、バカみたいじゃない! 0:(以後、昇の『 』内台詞は、優奈には聞こえていません。) 昇:『ごめんね。やっぱり僕の声は、君に届かないみたいだね。 昇:もうこの世界では、そのアルバムの中にしか、僕は存在していないみたいだ。』 優奈:なんで私だけ置いて行っちゃうの? 優奈:なんでキミじゃなきゃダメだったの? 優奈:(泣きながら) 優奈:前みたいに…抱きしめてよ!! 昇:『ごめん…。触れられないんだ。 昇:現実の世界なら、どれだけでも君のことを抱きしめて、愛してあげられるのに…。』 0:(SEアルバムのページを弾く) 優奈:キミの周りにはいつも人が集まるよね? 優奈:キミはみんなに優しいから…。 優奈:周りの人も、みんなキミのことを慕って…。 昇:『…優奈、そうじゃないんだよ?』 優奈:私は、女で*狡《ずる》いから、キミに自分のことだけ見てほしくて…。 優奈:でも、そんなこと言えなくて…。 優奈:だから、「結婚」っていう安心が欲しかったの。 優奈:でも、キミはいつもその話題になるとはぐらかして…。 昇:『そっ、それは…。』 優奈:もう、私と結婚なんてしたくなかったんだよね?そうだよね!? 優奈:…そうとしか思えないよ。 昇:『クッ…。優奈、そんな風に…。』 優奈:キミの答えはもう聞けないけど…。 優奈:分かってる…。みんなと遊んでる時が一番楽しかったんだって。 昇:『ごめん優奈…。僕は優奈の隣にいながら優奈の気持ちに…。』 優奈:だから、私以外の人とこんなに微笑んでいられるんだよね? 昇:『だから、何でそうなる!?もっとよく思い出してみてくれって!』 優奈:キミのいないこの世界も…。 優奈:キミの笑ってるこの写真も…。 昇:『優奈…。おい、優奈って! 昇:クッソ!なんで声が届かないんだよ!』 優奈:もう…。もう、全部が嫌!! 優奈:こんな風にしか考えられない自分が、憎くて憎くて仕方ないの!! 0:(SEアルバムを放り投げ地面に落とす。) 0:(ハダシのまま家を飛び出す優奈) 昇:『おい!どこ行くんだよ優奈!?』 : 0:(場面転換。踏切へと続く道路。) : 優奈:(息を切らしながら) 優奈:そこだよね?キミの最期の場所…。 優奈:線路の途中で、産気づいちゃった妊婦さんを助けて…。 優奈:キミだけがそこに取り残された…。 優奈:周りのみんなは「キミらしい最期だった。」とか、 優奈:「とっさにそんな行動がとれて凄い。」、「勇敢な君が誇らしい。」って言ってるよね…。 優奈:…でも、私からしたら、キミがいなきゃ…。 優奈:キミがいなくちゃ、何の意味も無いんだよ!? 0:(優奈、膝から崩れ落ちる。) 0:(優奈を追って走ってきた昇、優奈に追いつく。) 昇:(息を切らしながら) 昇:『優奈…。 昇:…ッ!ここは…僕が…。』 優奈:しかも、電車の衝撃でキミは…。キミの原型は留めてなくて…。 優奈:最後に見たあれが、キミだったかどうかさえ分からなかった…。 優奈:この気持ちが分かる? 昇:『この気持ちって…。 昇:ハッ!?優奈ッ、お前まさかっ!! 昇:待て!早まるな優奈ッ!!考え直せ!!!』 0:(優奈、呼吸を乱しながら立ち上がり、真っ直ぐと線路に向かって歩く。) 0:(SE踏切の遮断機が下りる) 優奈:もうね…。 優奈:全部に疲れちゃったんだ私…。 0:(昇、優奈を止めようとするが昇の手は優奈に触れることが出来ない。) 昇:『優奈ッ、止まれ!行くなッ!!』 優奈:だってさ…。 優奈:キミが、私の全てだったから…。 0:(昇、それでも必死に優奈を止めようと優奈に触れようとする。) 昇:『バカがよぉ!止まれって言ってんだろ!! 昇:あぁもうっ!何で触れられねぇんだよぉおおおおお!!!』 優奈:待っててね…。 優奈:直ぐに、キミの側に…行けるから…。 昇:『クソ!どうしたら…どうしたら優奈を止められるッ!? 昇:優奈が求めてたモノ?僕が現世で果たせなかったコト?』 0:(優奈、遮断機に手をかける。) 昇:『その二つから…。 昇:…ッ!!!!』 昇:優奈ッ!僕とッ、僕と結婚してくれッ!!!! 優奈:へっ? 0:(優奈、昇の声に反応し、遮断機を持った手を離し、電車は優奈の眼前を通過していった。) ---------------------------------- 笑顔の理由②へ続く

180
#声劇

回答一覧0

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?