目潰し目潰し2026-02-22 01:28

【声劇台本】閉ざされたアトリエ#5

登場人物 来栖(くるす)(女)【解明師】 きー君(男)【収集屋】 僕(ぼく)(男・女)【雑用係】 牧瀬 紗良(まきせ さら)(女)【依頼人】 前回の続きからとなります、ニュアンス、読み方の変更などなど、自由にして頂いたら… ーーーーーー きー君「…【自殺】である証明って…一体」 来栖「文字通りの意味さ、断言しよう 今回の滝沢の死は紛れもない【自殺】だ 第三者による殺害...初めから【容疑者】など居ないね ...まあ、警察から【自殺】ではないかと言われたと言うのは、それは間違いなかったと言うこと ただ問題は、【どの様な方法で自殺した】か、【どの様な理由で自殺したか】を、誰も立証出来なかった…だから、警察も苦労してるのだろうね」 僕『思い返してみれば…きー君から 至近距離からの発砲であると言う話の際、【犯人は至近距離に居たのか?】と言う質問をされた際、来栖さんは歯切れが悪い反応だった ...その段階から、いや…それ以前の段階から、彼女はこの事件を【密室殺人】ではなく、【密室自殺】であると言う前提で話を聞いていたのか… しかしそれを、どう証明するのか?』 来栖「きー君…これから1番気になるであろう証明が始まる訳だが… その間に君にはちょっと、【お使い】を頼みたい、申し訳無いが行ってきて貰えないか?」 僕『そう言い来栖さんは、きー君に何か、走り書きのメモを差し出しながら言う』 きー君「っ…1番気になるタイミングでかよ… ...なになに… …って…コイツはまた…集めるのが面倒臭そうなモンを…」 僕『きー君は、来栖さんから渡されたメモを見ながら溜息混じり言う』 きー君「…しゃあねぇな…1〜2時間、ちょっと時間貰う… 俺が居ない間の話、後で聞かせろよ」 僕『そう言うと、きー君は事務所から出て行く 牧瀬さんは何事かと、オドオドとしている きー君は、この事務所の中で専属の【収集屋】をしている 【収集】とは、それは物に限らず、人物やデータ… どんな物でも必ず【収集】し、事務所へ持ち帰ってくる どんな人脈を利用してか、どんな情報網を駆使してるのか、分からないが…』 来栖「さてと……牧瀬、君は混乱していると思うが 今から順を追って説明をする、まず第一に、君は今回の件を僕が【自殺】であると断定した事に、驚いているとは思う ...無理も無い、【銃撃による死】が原因にも関わらず、【自殺】と言うのにその遺体周辺に何故銃が無かったのか……それが疑問であろう」 牧瀬「そ、それは…当然です …納得がいきません」 来栖「まあ、だろうな… …さてさて、そこで…だ ここからは【銃が銃弾を打ち出す為】のメカニズムについて話をしよう」 牧瀬「…はい…?」 僕『銃が銃弾を打ち出す為のメカニズム……? それが今回の話と、どう関係があるのか…来栖さんは僕達の反応と他所に話を続ける』 来栖「まずもってだが、銃弾と言うものはだな… ざっくり言えば3段構造となっている 先端には弾芯(だんしん)…弾頭とも言うな、この部分が吹き飛び相手を貫く 次に筒(つつ)...この部分は火薬が沢山詰まっていて、その火薬の爆発した衝撃で弾頭を打ち出すと言う事だ 最後が雷管(らいかん)...これは、ハンマー…銃の引き金を引いた時、強い衝撃で叩き付けると、小さな火を発し、筒内の火薬に着火を起こす、着火剤の役割を担う場所... 雷管が着火を起こし、筒の中の火薬が爆発し、その爆発の衝撃で弾頭が吹き飛ぶ...そんなメカニズムで銃弾は打ち出される訳だて...ここまで着いてこれてるか?」 牧瀬「ま、まあ…なんとか…」 来栖「なら良い… …それから打ち出された弾頭は、いわゆるバレルと言う筒状の中を回転しながら通過し…最後は銃口から押し出され発射される このバレルの中にも銃弾の起動を真っ直ぐ保つ為の【溝】があり、それが通過する銃弾を渦を描くよう回転させる構造になってるそうだ 回転させないと...マトモに弾は真っ直ぐ飛ばないと」 牧瀬「…なるほど…そ、それは勉強となりますが…一体…今回の話とどんな関係が…」 来栖「…さて、そうなれば 次は【花火】について、話をしよう」 僕『突然来栖さんは、話題を切り替える』 牧瀬「は、花火...?」 来栖「ああ、花火だ 花火と言うのも実はな、さっき説明した…【銃弾を打ち出すメカニズム】ととても良く似た構造で打ち上げを行うのさ 筒状の真下に火薬をしきつめ、その上に花火玉を設置し、筒の中へ火を入れて火薬が破裂しその衝撃で花火玉は打ち上げられる… 銃弾と打ち上げ花火とは……実にそっくりなんだ」 牧瀬「そ、そっくりなのは…分かりますが…なんの」 来栖「滝沢は 確か【花火師】としての才もある筈だったな?」 僕『…滝沢総司、【創作の父】と呼ばれる人間国宝... 絵画、書写、詩、短歌、作曲…その他にも…【花火師】…それも…間違いなかった』 牧瀬「...は、はい」 来栖「…であれば 可能だったんだよ、銃が無くても、【銃による自殺】が...ね 【花火師】だからこその...」 ーー続くーー

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#声劇

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