サンケーサンケー2026-06-26 00:46

朗読台本【矢を射る】

滴(したた)り落ちる汗 …手元が狂いそうだ 瞼を閉じて 自分に言い聞かす 「集中」 深呼吸をして 瞼(まぶた)を開くと 雑音は消えていた ゆっくりと 弓の弦(つる)を引き 矢を射る 2年の夏 僕は初めて あなたに勝った 夏は終わり 秋が来て 冬を過ぎ 春になる 桜はまだ咲かない 「卒業おめでとうございます」 後輩一同が 書いた寄せ書きを渡すと いつだって 凛としていた あなたが 涙を流した 弓道に青春を捧げた あなたを いつも見て来た そんな 僕の青春は あなたと過ごした大切な時間 矢を射った もう あなたの居ない 弓道場 それでも 僕が追い掛け続ける背中は あなたでした

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#朗読#サンケー台本#台本

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