「たった一人の騎士団の国」 モノ←亜人の少年、エルを〝攫っている〟 エル←透き通るような気品が溢れる人の女性、モノに〝攫われながら〟共に旅をしている ダルクル←気高き騎士の勇敢な男、モノ達が通過しようとする国の門の前に立ち塞がる 思い付きでまた書き始めた台本です…… 言い回し変更など自由なので……もし良かったら……自由にご利用ください 読みずらい雑多な文章で申し訳ないです…… ーーーーーー モノ「……ふう……もう少ししたら……山岳地帯を抜けて荒野へ続く国が見えてくるはず」 エル「こんな険しい場所に国があるんですね……」 モノ「うん、なんでも……〝山岳地帯の要塞国家〟って言われてるような……他国からの侵略を防ぎ切ってきた国みたい」 エル「山岳地帯の要塞国家……ですか……?」 モノ「国の周りを、まるで取り囲むみたいに、自然の岩山の壁がぐるっと囲んでるらしくて 切り立った岩山は登るのはまあ……不可能らしくて、国の出入りは北側と東側の二箇所の門だけ…… 更に、その国は……〝大穴〟みたいな崖のど真ん中に……巨大な岩山の柱があり、その〝真上〟に国があるって…… まるで〝浮き島〟みたいに国があるみたい」 エル「まあ……なんて……私が育った土地にはそんな国があるなんて聞いたこともないです」 モノ「僕も実際に見た事はないんだけど……気にはなるよね そんな大穴の崖のど真ん中に浮いてるみたいに存在してて……更に国の周りに岩山が自然の城壁として囲み……正に自然に形成された絶対防御…… それでいて……その国には、とても強い〝騎士団〟が居るらしくて、数多の他国の進軍やら魔物の襲撃から国を護ってるそう…… ……ワクワクもするし、ちょっと緊張もする」 エル「……緊張ですか?どうして……?」 モノ「……何事も無く通してくれたら良いんだけど、何せ難攻不落(なんこうふらく)とも言われた要塞国家だから…… ……タダで通してくれるのかどうか……」 エル「こ、こちらに害が無いと意志を示せば……」 モノ「……うん、それもそうだよね……何かあれば……とりあえずは交渉」 移動する2人 エル「……これはまた……本当に……国が浮いてる……と言うより……岩山が空中に浮いてるみたいですね」 モノ「……だね……僕も噂で聞いた位だったけど……実物を見たら……圧巻だ……」 エル「あそこに見える……石橋……でしょうか……? アレが国の入口へと続いてるのでしょうか?」 モノ「恐らくそうだろうね……ほら、後ろの方にも同じように橋が伸びてる アレが僕たちが次に目指す荒野へと続く道に出る為に渡る予定の場所だよ」 エル「……国に出入りを出来るのはあの二つの石橋だけ……後は奈落へ続く大穴と、国を覆う岩山の壁……確かにアレでは……どうやって攻め入ろうと攻略は不可能でしょうね……」 モノ「だね……だけど、僕達は攻め込みに来た訳じゃなくて……平和的に……横断させてもらうだけだから……気張らず行こう」 エル「そうですね……行きましょう…… ……あら?」 モノ「ん?……どうかした?」 エル「……橋の入口……そこに……〝誰かが居る〟……?」 モノ「え……? ……本当だ……誰だろ……? ……〝鎧〟……鎧を着ている……?と言うことは」 エル「モノが先程言っていた……〝騎士団〟……のお方では……?」 モノ「……行ってみよう」 エル「ええ……」 橋の入口に、その真ん中に、鎧を着込んだ男が座り込んでいる モノ「……間違いなく……アレは国を護ってるって感じ……だね」 エル「……通して貰えるんでしょうか?」 モノ「……分からない……けど……とりあえずは交渉だ……」 数歩近づくモノ、すると鎧の男は口を開く ダルクル「……旅の者か?」 モノ「……ええ……怪しいものじゃありません、この国の……騎士団の方ですね……?」 ダルクル「いかにも……俺は……この国の騎士団……分隊長が1人、ダルクルだ」 エル「ダルクル殿……我々はこの国を通過し……対岸の方へ続く荒野へと向かいたいのです…… それで……宜しければ……通行の許可をお取次ぎできましたら……」 ダルクル「……なるほど……な ……見た所……アンタらは野蛮な事をしでかすか雰囲気には見えない」 モノ「っ……はい、ただ……通行するだけなので……問題を起こしたりは」 ダルクル「……だが、残念だが ……通行は許可出来ない」 エル「っ……どうして?」 ダルクル「……今……我が国は 〝戦争〟の真っ最中だ、それも……〝侵略戦争〟だ……だから、いかような理由だろうと……通行の許可は出せない 」 モノ「侵略戦争……?」 エル「……何があったのですか……?」 ダルクル「外部の人間にペラペラと内情を話すことは出来ん…… ……残念だが……諦めてくれ……」 モノ「……困ったね」 エル「……困りましたね」 モノ「……大穴を迂回しようにも……山越えをする事になる……そうなると……多分十数日は掛かる……そんな蓄えも無いし……現実的じゃない…… 来た道を引き返すなんて言っても……目的の荒野まで別のルートを使うと……数十日は掛かる……もっと問題がある……なんとしても……あの国を通過したいのだけど……」 エル「……侵略戦争と仰られてましたが…… ……周辺国から……なのでしょうか……?」 モノ「分からない……ここへ来る前の国では……この国で戦争が起きてるとかそんな話は聞いていなかったけど……」 エル「……だとしても……少し……妙ではありませんか……?」 モノ「……だよね……僕も、多分同じことを考えてる ……ダルクルさんは……見張りの為にあそこに居るだろうけど」 エル「……戦争中の警護の為の見張りのはずなのに……〝たった1人〟しか居ないというのは……少し変な話です いくら大穴や国を覆う岩山の壁と……自然の防壁があるとは言え……たった1人と言うのは…… ここへ来る道中、他の騎士団による検問所の様な物もありませんでしたし……」 モノ「……謎ではあるけど……だからと言って……無理やり真相を聞き出すことも……押し通る事も出来ない…… ……と、なると…… 」 ダルクル「……何をしてる?」 モノ「来た道を引き返す訳にはいかないし……迂回するのも無理なので……、ここにテントを張らせてもらって…… ……アナタを〝交渉〟しようかなと」 エル「警護のお邪魔は致しませんので……何卒」 ダルクル「……まあ……構わん……好きにしろ……」 ダルクルは、深くため息を吐く 続く
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