サンケーサンケー2026-07-06 03:48

朗読台本【おやすみ】

好きと言えないまま 今日も君に恋をしている 用事があって掛けた電話 本当は無理やり作った用事 なんでも良かった 君と話せるなら 教室の中だと 二人きりの会話は少ない 誰かが二人の輪の中に入って来たり 誰かが君を奪っていったりする けど 今この瞬間だけは 二人だけ 君の言葉は僕に向けられて 僕の言葉だけに 君が耳を傾ける 用事なんて忘れるくらい 僕と君は些細な会話を繰り返し 笑い合った いつまでも… 過ぎて行く時間は あっという間 そろそろ切らないと 切りたくない そんな想いを乗せた時計の針たちは 一番高い位置で仲良く重なった おやすみ こんなに愛しくて 切なく聞こえた おやすみの言葉を 僕は知らない また話せるかな… そんな淡い期待を抱き ひとり 眠りに付いた ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【あとがき】 高校二年生の時、同じクラスになった女の子に一目惚れした。 一学期の終わり、隣の席になったけど、なかなか話せなくて、ノートに書いた落書きを見て笑ってくれた彼女と、授業中、ノートに書いた会話のやりとりを毎日繰り返していた。 休み時間は、女の子に囲まれる彼女。 夏休み前に、連絡先を聞いて、テストのことで話したいって言う無理矢理の理由で、初めて電話した時。夜が更けるまで話した。 結局告白も出来ず、終わったあの頃の恋を書いてみました。

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#朗読#サンケー台本#台本

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