サンケーサンケー2026-06-17 13:45

声劇台本【人斬り】

高貴(こうき)なる衣を身に纏い、 櫛(くし)を通したる その黒髪は艶(あで)やかで麗(うるわ)しい。 微笑み、一つで見る者の心を容易く奪い去る。 なれどな、 いかにきつい香水をつけようと、 お主からは 隠しようもなく 漂うておるのじゃ。 生臭(なまくさ)き、血の臭いがな。 お主は何者じゃ? 答えよ。 くっ…! うちつけに斬り付けて来るとは! 某(それがし)でなくば、今の一撃で首元を跳ねられておったぞ。 しかし、 袖の内に、短刀(たんとう)を忍ばせておるとは、 些(いささ)かの油断も隙もない。 やはり、ただの遊女(ゆうじょ)ではなさそうじゃ。 お主が京の街を騒がせておる、例の人斬りだな? そうと分かれば、こちらも容赦はせぬ。 そのような得物(えもの)ではなく、本差しの刀を抜け。 某が相手になろう。 何を隠そう、某もまた、血に染まりし人斬りよ。

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#声劇#サンケー台本#台本

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