題名『モミジガサ』 花言葉:あなたを思いやる心、幸福な日々、罪と罰。 〔/〕部分は選択式ですが、選択肢以外の言葉でも構いません。 少しでもお気に召して頂けたならば重畳デス。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎デス。 以下、本文。 ✽.。.:*・゚ 《心底愉快そうに笑う》 ……いや、失敬。 しかし……、ネットというものは、実に恐ろしいものデスね。 あんなに大尽風(おだいじんかぜ)を吹かせていた【弐人称】デスのに、今や見る影も無い……。 誠にお気の毒様……と申上げたいところデスが、こうして直(じか)にお会いしてみて、確信致しました……。 やはり【弐人称】には……、本当の地獄である『彼岸(ひがん)の地獄』より、なお一層地獄らしい『此岸(しがん)の地獄』の方が似合いだ、……とね。 ……【壱人称】が何者か、デスか。 《微笑》既に、なんとなく察しが付いてらっしゃるのでは? デスが、訊かれたからには、お答えしましょうかね……。 【壱人称】は、生前から死後までの魂の管理者……死神デス。 ……話を戻しますが、【弐人称】はもう、常人(じょうじん)ならば命を落とすような怪我や病気、おそらくは、癌のステージ4となっても、でしょうか……とにかく、簡単には彼岸(ひがん)に渡れないよう、根回しをしておきましたので、そのおつもりで。 ……いいえ、治しはしません。生かさず殺さずといった状態で、生き続けさせるという感じデス。 ……それが、【弐人称】に最も似合いの贖罪(しょくざい)だからデスよ。 ……天から与えられた寿命を全うするまでは、三途(さんず)の川を渡れない。 つまり、死を逃げ道に出来ない、ということデス。 この世には、〔『悪因悪果(あくいんあっか)』や『自業自得』/『身から出た錆(さび)』や『獣食(ししく)った報(むく)い』〕という、大変素晴らしい言葉がありますね。 己の罪と恥を世間様に晒(さら)し、時には、せっかく出来た瘡蓋(かさぶた)を、引(ひ)っ剥(ぺ)がされる様に暴(あば)かれながら、その命の尽きるまで生きて下さい。 それが、【弐人称】に似合いの地獄デス。 無論、めでたく三途の川を渡った後にも、罪に見合った罰を用意しておりますので、どうぞお楽しみに。 ……そうデスね~。彼岸(ひがん)での罰を、少しでも軽くしたいのであれば、これ以上の罪を重ねないのは言わずもがなデスが、世のため人のためになる事を、率先(そっせん)してやる……とかデスかね? それでも、死後の地獄行きは、変わりませんがね。 ……当然デスよ! 罪を犯した者は、それが何人(なんぴと)であろうとも、等しく罰を受ける。 それが、地獄の鉄の掟(おきて)デスし、被害者や遺族のせめてもの願いであり、唯一の救いなのデスから……。 さて、話したかった事は全て話しましたし、本日はこのへんで。 ……《微笑》有難う御座います。【弐人称】もお気を付けて。 では、よい贖罪(しょくざい)ライフを! ✽.。.:*・゚ 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 また、細心の注意を払ってはおりますが、誤字脱字などが有りましたら、是非、台本のコメントにてお知らせ頂ければと存じます。ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
最初の回答者になってみませんか?