台本『波間に消えた町』 11月5日は『津波防災の日』です。 少しでも何か考えて頂けたら幸いに存じます。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎です。 以下、本文。 ✽.。.:*・゚ あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は何を見ただろう あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は何を聞いただろう あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は何を思っただろう あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は何を言えただろう あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は何が出来ただろう あの日 あの時 あの場に居たら 【一人称】は そもそも 命があっただろうか そんなことを まぶたの裏には 鮮やかに思い描けれども 実際には もうこの世のどこにも無い あの町の風景を思い出しながら 独りごちるのである ✽.。.:*・゚ 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 また、細心の注意を払ってはおりますが、誤字脱字などが有りましたら、是非、台本のコメントにてお知らせ頂ければと存じます。ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。 🐥作者の独り言🖋️ 記憶の中の町並みは、あの日以前のままなのに、もうこの世のどこにも無いなんて、切なくて、苦しくて、悲しくて、辛くて、痛くて、忘れたくて、忘れたくなくて、ずっとそんな感じにもがいてて……、きっとそんな日々を、これからも変わらずに重ねていくのだろうと思います。
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