ずっと一番だった。 小さい頃から天才だって言われてきた。 自分はそんなことないと謙遜しながらも、心の中では納得していた。 だって自分よりすごい人はいなかったから。 当たり前のように推薦で名門の学校に行った。 自分はこの世界の主人公なんだなと思っていた。 それまでは。 その学校には『天才』がいた。 いくら努力しても勝てない。 本物の『天才』。 初めてだった。 初めて自分が脇役の一人に過ぎないことを知った。 ああ。 自分が見ていた世界は、ほんの小さなものだったんだな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 性別不問、一人称変更、アレンジ可
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