目潰し目潰し2026-02-24 01:37

【声劇台本】閉ざさたアトリエ#7

登場人物 来栖(くるす)(女)【解明師】 きー君(男)【収集屋】 僕(ぼく)(男・女)【雑用係】 牧瀬 紗良(まきせ さら)(女)【依頼人】 前回の続きからとなります、ニュアンス、読み方の変更などなど、自由にして頂いたら… フリー台本みたいな物なのでなんなりと…ご自由にお使いくださいまし ーーーー 僕『最早、こちらから質問をする隙を与えぬ程の勢いで、来栖さんは滝沢総司がどのようにして銃が無い状況で、【銃による自殺を可能にしたか】の仮説を語った あまりにも怒涛の情報量に、僕も牧瀬さんも、ただただ押し黙るしか無かった そんな僕達を余所に来栖さんは、【何故自殺に至ったのか】の証明を始めると言い出す そんな来栖さんに、牧瀬さんは、オドオドとした様子で尋ねた』 牧瀬「……あ、あの」 来栖「ん?」 牧瀬「……ど、どうして……そんな…… 【現場】を目にした訳でも無いのに……そんな……【解る】のですか……?」 僕『牧瀬さんの言うように、来栖さんは今、牧瀬さんの口頭による説明だけを耳にし それに際して、事件にまつわる現場の様子について書かれた資料や写真など、何も目にした訳でも無いのに ……仮説止まりの証明にはなるかもしれないが、滝沢総司が創作家……花火師の才もあると言う事だけで、拳銃を再現すると言うトリックを語ってみせる 多分牧瀬さんは……事件の概要を聞かせ、本当は実際に、来栖さんに滝沢総司の屋敷に足を運んでもらい 事件の解明を頼もうとしてた……そのつもりだっただろうが、来栖さんはそんな過程をすっ飛ばし、この事務所内での【会話劇】のみで解決しようと言う勢いだった』 来栖「……ふふ……それは、だね 牧瀬……君は僕を、【探偵】か何か……それと似た者であると思っただろうね 事件を依頼して、直接現場に赴き事件を解明する…… だけどね、僕は探偵とは違う ……【解明師】なのさ、解明師とは書いて字のごとく……持ち込まれた謎を、僕が持ちえる知識を照らし合わせ……解明に導き その結果を……謎を持ち込んだ依頼者に【伝える】……それが、この僕、解明師の役目なのさ……」 僕『解明師 来栖さんの真骨頂 それは……圧倒的なまでの【不動主義(ふどうしゅぎ)】 ミステリー作品に登場する探偵の様なスリリングな調査や遠征等は極力行わず、あくまで事務所内での謎の解明結果を依頼者に伝える…… それが、この解明事務所 所長である彼女のやり方だった』 牧瀬「っ……」 僕『牧瀬さんは俯く、そんな牧瀬さんに来栖さんは尋ねる』 来栖「……心の準備が出来ていない……そう言う様子だな?」 牧瀬「……ごめんなさい……私も……思い込みで……来栖先生に……屋敷へ来て頂き調査を頂けるものだとばかり思っており…… ……まさか……今日の今日で……滝沢様の……その……自殺に至った経緯についてまで……判明するとは思わず……私……」 僕『牧瀬さんは膝上に置いたその小さくしなやかな手をギュッと握りしめ、小さく震えている ……彼女のここまでの言動を見ていて分かる、牧瀬さんは、心から滝沢総司に忠誠と敬意を込めていたのだろう』 来栖「……『薬を服すも服さざるも医者の咎(とが)には非(あら)ず』……仏教に於ける、仏の言葉だそうだ ……先も言ったが、僕は【探偵】とは違う、あくまで【解明師】 ……解明とは言うが、それは僕の持ちゆる知識と照らし合わせ……解明とは名ばかりな僕の【考察】の羅列だ それを……真実とするか、否定するかは……君次第だ」 牧瀬「……考察でも……構いません ……来栖先生……貴女の……見解を……お聞かせください……、私……滝沢様に仕えていた者として……考察であろうと…… 滝沢様が何故……如何様(いかよう)な理由で自ら命を絶たれたのか……それを知る義務があります……」 僕『牧瀬さんは、顔を上げ、震えた声だが真っ直ぐ来栖さんを見つめながら言う』 来栖「……分かった、良いだろう だが……まずはちょっとしたお使いを頼んでいる……きー君が戻ってからだ 彼に頼んだ【物】が……次の証明に必要な参考資料となるからな」 僕『きー君が出掛けてから、小一時間は経過しようとしていた すると、事務所の入口が開き』 きー君「……うース……お待たせっ……と ……たく、結構寄せ集めるのに苦労するもんばっかだったぜ」 僕『きー君だった、彼は脇に茶色い包装に巻かれた板の様な形の物を複数個、片手に何かが詰まった紙袋を抱えていた』 ーー続くーー

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#声劇

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