脳は私の意思とは関係なく嫌いなものにこそ大きく反応する。 朝ごはん、金属の食器と陶器の擦れる音は不愉快だ 耳にキリキリ、かしゃかしゃと鳥肌が立つようで 私の脳をかき混ぜる 乱雑に散らかった言葉や記憶を手繰り寄せてもまた結局散らかってしまうのだ。 縁石の上を歩いたことはあるだろうか、 空と地面の境界はここ 明確ではないものはきめられる その日は頭がふわふわして宙に舞っているようだった。 何でもできてしまうような、世界と私の境界が曖昧に…霧のように世界に散っているような、 気持ちがいい、この現実に生きているのを否定するそんな感覚 不思議と楽しい、不思議と泣けてくる 決して手に入らない自由を擬似的に体験している 懐疑的であるのはいいことではない信じることを美徳とするそんな世界だ 私には酷な世界
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