目潰し目潰し2026-02-18 04:30

【声劇台本】閉ざされたアトリエ #1

登場人物 来栖(くるす)(女)【解明師】 きー君(男)【収集屋】 僕(ぼく)(男・女)【雑用係】 牧瀬 紗良(まきせ さら)(女)【依頼人】 ーー セリフの言い回しなど、ニュアンスの変化、アドリブなどは自由です、駄文にはなりますが…ご自由に利用くださいまし ーー 来栖(くるす)「…なあ、こんな話を知っているかい? ある所に、深い深い穴底に閉じ込められたある人物が居た、その人物は穴から脱出するため…壁を登ろうとしたが、穴の壁には手足を引っ掛けるスペースも無い 何日も何日も、来る日も来る日も、壁を登ろうとしては失敗し、穴の上に誰かが通りかかる可能性を信じて叫んだりもした… 助けて、助けて…と」 きー君「…悪趣味なクイズか何かか?」 来栖「…何日…最早どれだけ自分が穴底に居るのか、検討もつかない その人物は叫ぶ気力も、穴壁を這い上がる気力も…精も根も尽き…穴底にただただ、座り込んでいた…絶望が支配していた」 きー君「…あー…最後まで問題は聞けって事ね」 来栖「…するとその人物は、ある時、気がついた…自分の頭上に、1本の縄がぶら下がっていた それは穴の上から吊るされている…さながら芥川龍之介の蜘蛛の糸…この縄を頼りに登れば…上に上がれる… さて、その縄を見て、その人物はどうしたと思う?」 きー君「…マジの悪趣味なクイズだな… …登った…死ぬ気で、生き延びる可能性を見出したから…ひたすらにしがみつき登った…正解か?」 来栖「…なるほどね、まあ…それが無難な回答だね」 きー君「なんだ?ハッピーエンドじゃないっての? 蜘蛛の糸のオチに習うなら、登ってた途中に縄がちぎれて真っ逆さまって事か?」 来栖「…その縄で、首を吊った…自ら経ったのさ…命をね」 きー君「っ…」 来栖「…目の前に縄がある、絶望的な状況下で、目の前に吊り下がる唯一の希望 こんな状況の話を、僕たちみたいな【安全圏】から聞いてる人間は 縄を登り助かろうとする…と、その登場人物の奇跡の生還を物語ろうとするが だけど、僕たちは、ホントの【絶望】と言うものを知らない、だから…そんな月並みな発想ができる …穴底に落ちた事も…何度も喉が擦り切れるほど助けを叫んだ経験も無いから、分からない その人物にとって、一番早くに救われる選択肢が、それだった」 僕『…突拍子の無い質問を投げかける…彼女は…この【解明事務所】の所長にして、自称【解明師】の来栖(くるす)さん …いつも奇抜な服装に身にまとった…少し変わった人… 突拍子の無い質問を投げ掛けられた彼…名前はきー君…、この事務所で【収集屋】をしている…収集屋と言うとなんなのか…?まあ…その意味は多分その内分かると思う…多分 そして僕は…僕は…まあ、【雑務担当】と言えば良いのかな…?来客のお茶出しとか…書類の整理とか…本当に描いて字のごとくの雑務を担当している』 きー君「…所長さんよー…なんつーかな…世間話ってヤツは…なんかこう、もっと楽しい雰囲気な物だと俺は思うんだけど」 来栖「楽しくなかったかい?今の話は」 きー君「…今のどこをどう楽しめって言うんだ?」 来栖「ふーん…じゃあ次は、【切り裂きジャック】の謎について…僕なりの考察の話をしてやろう」 きー君「いや…だから、もっとポップな話にしてくれ」 来栖「最近の税率の高騰、社会不安、平等不平等など様々な社会問題について」 きー君「アンタの中の【ポップ】の概念どんだけディープなんだよ、息苦しいわ」 僕『他愛の無い会話…2人はいつも、暇があればこんな風なやり取りをしている …【解明事務所】と言うと、果たしてどんな事をしているのかと言う疑問があると思う …要するに、探偵事務所と似た様な物ではあるが…来栖さんは、【探偵】と言うとそれを否定する それは…【探偵】と、来栖さんが自称する…【解明師】とは…似てるようでその性質は少し違っているからである… どういう事か、それは…』 紗良(さら)「…あの」 僕『…来客だった、入口の開く音と共に、女性の声がした 僕達3人は…一斉に入口の方を振り向くと、そこには1人の女性が立っており、おずおずとした様子で』 紗良「…私は、牧瀬 紗良(まきせ さら)と申します…申し訳ありません…連絡も無しに…突然押し掛け…」 来栖「構わないよ、丁度僕達も暇をしていたとこでね…」 僕『牧瀬さんと名乗ったその女性は、とても小綺麗な身なりに、上品な雰囲気が漂う人物だった… 来栖さんと牧瀬さんは来客用のソファに向かい合うように座っている 牧瀬さんはソファに浅く、そして身を小さくする様に…そしてスラッと背筋を伸ばし、気品が溢れる座り方を 対面の牧瀬さんは…腕を組、足を組みながら深く…それはもう深くソファに座り込む…対照的だった』 来栖「この事務所にわざわざ出向くということは…、つまりは…何か【謎の解明】を希望なのだろう? 単刀直入で構わない、さっそく僕に聞かせて貰おう」 紗良「えっ…?あっ…あ…えっと…」 僕『多分自己紹介の為の名刺を出そうとしていたのだろうが、来栖さんにそう言われ面食らう様子だった』 紗良「…えっと…で、では…依頼と言うのが… …私の…雇い主だった…滝沢 総司(たきざわ そうじ)様…、その方の身に起きた…事件についてで…」 来栖「…滝沢?」 きー君「あー…それって…、確か人間国宝の爺さんだろ? アンタ、その人に雇われてんの?」 紗良「え、ええ…使用人として…」 きー君「すげぇ、本物のメイドさんってヤツか」 僕『滝沢 総司(たきざわ そうじ)…昭和後期から現代まで、多岐(たき)に渡る様々な作品を世に発表している、【創作の父】である その作品は…絵画、書写(しょしゃ)、作曲、陶芸に彫刻、映画作品、写真、短歌に詩…更には花火…、本当に多岐に渡る作品の数々で、それら全ての部門で何かしらの賞を受賞している凄まじい人物 【芸術家】と言う枠を超えた…様々な創作と言う活動を網羅している【創作の父】と呼ばれている…人間国宝にも選ばれた著名人であった』 来栖「…滝沢の身に起きた事件…と、言ったな? 何があったんだい?」 紗良「今からお話する事は…公(おおやけ)に…まだ公表はされていない… …来栖(くるす)様…それから…この場の皆様にしか…明かさない事で… ……くれぐれも…内密に願いたい事で…、よろしい…でしょうか…?」 僕『公に公表されてない…その言葉に、事務所内が緊張に包まれた 滝沢 総司の身に起きた、公に公表されてない【事件】…その概要が、紗良さんの口より語られた』 紗良「今から2週間前…滝沢様が… 何者かの手により…【殺害】されていた…、ただ…その現場が… …完全なる…【密室】だったのです」 ーー 続く ーー …駄文で所々、読みにくい部分が多々あり申し訳ありません、続きはちまちまと書いて公開していこうと思いますので…追って頂いたら…

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#声劇

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